2020.03.09 フィリピンのライフスタイル
在日フィリピン人について
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在日フィリピン人ってどんな人たち?
在日フィリピン人の主な年齢層は40代後半です。「旦那さんが日本人」という人たちが多いですね。この人たちはその昔、興行ビザで来た「じゃぱゆきさん」と呼ばれた人たちがほとんどなのですが、今はその多くが介護の現場で活躍しています。また彼女たちのお子さんもたくさん日本で就業しています。日本で生まれ育ったハーフの人たちですね。当社にもハーフの営業が在籍しているくらいですから。
フィリピン人ってどんな性格?
フィリピン人の性格って、明るくて人懐っこく、気さくでフレンドリー、それに奉仕の精神が強いんです。介護施設でも、自分から笑顔で入居者様に声をかけていきます。初めて会った人にも笑顔で挨拶したり、自然なボディタッチをしたりして、すぐに仲良くなってしまいます。
そもそもフィリピン人は大家族で育っており、家族のつながりがとても強いんです。そこで年上を敬う気持ちやホスピタリティー、スキンシップの仕方が養われるんです。
外国人人材を雇う時のストレスって、国籍や文化の違いが大きいですが、在日フィリピン人は日本の文化にも馴染んでいるのがいちばんの利点です。またフィリピン人には仕送りの文化があるので、「どれだけ仕送りできるか」をモチベーションに仕事をしています。そのため、就労に対して意識が高いのも大きなポイントですね。
特徴を掴んで教育する
おおらかな性格が裏目に出てしまうと、ルーズでアバウトということになってしまいます。それは在日フィリピン人でも同じです。日本人は時間をきっちりと守りますが、フィリピン人は時間にもおおらか。
例えば、電車が遅れて出勤時間に間に合わないとします。そんな時、日本人なら時間前に携帯で電話するのが普通です。しかしフィリピン人は始業時間が過ぎてから連絡したり、もしくは遅れて来てから報告したり。でももしそういうことがあれば当社が積極的に教育していきます。国籍にかかわらず、日本で働く以上、日本のビジネスマナーは守らないといけませんから。そこはお客様任せではなく当社がフォロー入ります。当社が他の人材会社と違うのは、お客様窓口に日本人とフィリピン人の営業がいること。それにもう一人フィリピン人のコーディネーターがいます。それぞれが適材適所ですり合わせしながら業務プロセスを改善へと導いていていきます。特にフィリピン人コーディネーターは介護職員初任者研修の資格も持っていて、さらに実務経験もあるので、スタッフも細かいところまで相談できます。
在日フィリピン人は、他の外国人人材よりも即戦力として活躍できます。しかし、それでも時にはちょっとした調整が必要です。「日本人と同じようにできるだろう」「日本人くらいやって当たり前」ではなく、根本的な文化の違いを理解した上で、日本の生活に慣れているメリットを活かしていけると、もっと在日フィリピン人が活躍できる環境になっていくはずです。